令和元年の県内の遭難事故発生状況は、62件70人、うち残念ながら亡くなってしまった方は11人、行方不明者2人となっております。中でも最も多い入山目的は、タケノコ採りなどの「山菜採り」で、30件32人、うち残念ながら亡くなってしまった方は6人、行方不明者0人となっております。いよいよ、 雪が融け新緑の季節となり、登山やキノコ・山菜採りなどで入山する機会が増えます。入山するときは以下のことに注意して、遭難や事故、クマによる被害を防ぎましょう。今年も、特にクマの出没が多く予想されます、鈴やラジオなど音のでるものを身につけ行動するようにしましょう。
今年度は、特に新型コロナウイスル感染症の全国的な拡大から、4月16日(木)に秋田県にも「緊急事態宣言」が出され、人込み等への外出自粛の要請が県から出されている中、入山者が増える可能性があります。入山するにあたっては、もしものことを考え以下を参考に、事前に道具と心の準備などを十分にしてください。
【山に入る前に】
□一人で山に入らない。
□家族に行き先を告げる。
□天気予報を確認する。
□服装は目立つ色(白やピンク)のものにする。
□携帯電話や予備の食料、雨具、ライター、ナイフなど、装備をきちんと整える。
□登山計画書(登山届)を提出する。※以下の関連リンクを参照。
【山に入ったら】
□同行者と離れない。□声を掛け合い、お互いの居場所を確認し合う。
□方向を見失わないようにする。
□早めに切り上げ、明るいうちに下山する。
【もし迷ってしまったら】
□むやみに歩き回らないで、雨風を防ぐ場所で救助を待つ。□明るくなったら見晴らしのよい場所に出て救助を待つ。
□ヘリコプターを見つけたら、目立つ色のものを振って居場所を知らせる。
□携帯電話の電源は、必要時以外こまめに切る。
【クマにも注意しましょう】
□必ず2人以上で行動する。□鈴やラジオなどで音を出しながら行動する。
□子グマには絶対に近寄らない。
□足跡や糞を見つけたらその先に進まない。
□食べ物や残飯、容器などを捨てない。
□クマを見たら、町農林振興課(TEL.852-5233)へお知らせください。
五城目町役場 住民生活課 住民生活係
TEL 018-852-5112
FAX 018-852-5367
〒018-1792 秋田県南秋田郡五城目町西磯ノ目1丁目1-1